ブロック注射にはいくつかの種類があり、状況によってそれらを使い分けることになります。
中でも腰椎椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症など、腰痛に関する症状によく使われるのが硬膜外ブロック注射です。
硬膜外とは、脊髄を覆って保護している組織のことで、この外側の部分に局所麻酔を入れるのが硬膜外ブロック注射です。
この硬膜外ブロック注射は、根本的な病気の治療にはなりませんが、症状を緩和させるのには非常に有効で、速効性もあります。
また人によっては、長く続いていた痛みが硬膜外ブロック注射で和らぐことで自然と身体の状態が整い、そのまま痛みが復活せずに済むということもあります。
ただ、腰痛の多くは、生活習慣が原因となって発症します。ですので、症状が和らいだうちにしっかりと治すための対策を考えないとまた再発することになってしまいます。
硬膜外ブロック注射を打った時によく見られる副作用は、一時的なしびれや脱力感、吐き気などがあげられます。局部麻酔を用いるので、それがしびれや脱力感として現れるのです。
硬膜外ブロック注射を行った当日はお風呂は禁止で、できるだけ安静にしておくようにしてください。激しい運動をしたりすると、副作用が出る可能性が高くなります。
痛みが緩和されたら根本から治す方法を実践するのが良いですが、方法のひとつにストレッチがあります。ただし硬膜外ブロック注射を打った当日は行わず、翌日以降から始めるほうが良いです。
理論に基づいた体操やストレッチは、動きとしては激しくないものの、筋肉を鍛えたり身体のバランスを整えるのには最適です。
腰痛改善のストレッチには様々なものがありますが、中でも実際に治療を行っている先生が考案された「福辻式ストレッチ」などは、1日5分の運動で良いと言われています。
この手の治療方法はすぐに効果が出るものではないので、コツコツと毎日続けなければなりませんが、1日5分ならちょっとした時間にできますし、負担も小さく済みます。
下記より詳しく確認することができますので、ぜひ一度内容を見てみてください。腰痛など身体の不調に悩まされている方は、硬膜外ブロック注射をはじめとする対処療法だけでなく、根本から解決するための方法も一緒に実践していくことをおすすめします。